今回でエミケン祭りも5回目を数えました。一言で言えば私にとって 「気付きの祭り」 でした。毎回貴重な気付きがあるのですが、今回はなにかもっと大きなくくりでの気付きだった気がします。
それはまだここで言えるほど明確ではなく、もっと熟成させないと、それが何なのかさえ自分にも分かりません。はやく熟成してくれないだろうか。。
毎回祭り前には 「さて作家さんたちは今回も一緒にやってくれるだろうか?」 「お客さんは来てくれるだろうか?」 「晴れてくれるだろうか?」 などなど、心配は尽きることがありません。こう見えてわたくしケンは結構神経が細やかなのです。 そして、祭り直前にならないと準備を始めない、という悪癖は今回も直りませんでした。着手したのがなんと木曜日!「せめて、せめて自分の新作をひとつでも出したい!」と思い、木曜日はカッティングボードの製作に費やし、 結局金曜の午前中まで費やしてしまいました。祭りは明日!奥歯の加速装置をカチッと噛んで会場掃除、展示台設置、看板設置、駐車場掃除、、、などなどやろうと思ったら、ほとんどエミさんがやってくれていました。感謝。 「持ってて良かったデキタ妻。大事にしようデキタ妻」 おかげで今回も無事開催に間に合うことができました。 さて、祭り初日は生憎の雨予報。開城時間にはポツポツ小雨状態だったのが、時間とともに本格的な雨に。「今日は薪ストーブでも囲んで、作家さんとゆっくり語り合うか」などと思っていました。しかしフタをあければ嬉しい誤算。 次々とお客様が来てくれて予想外の大盛況。こんなありがたいことがあるでしょうか、いやない。室内のイベントということも幸いしたのでしょう。来てくれた方の滞在時間はおのずと長くなり、 ゆっくりお茶をしてお菓子を食べて、お買い物もして。。私が客として来ても、この空間で半日過ごすことは悪くないな、と思えます。窓の外に広がる雨にぬれた山々、落ち葉の流れる渓谷。時間を忘れるとはこのことでしょうか。 こんな日にしか味わえない豊かな時間をお客様が過ごしていただけたのは本当に嬉しいことです。 二日目。打って変わって光り輝く秋晴れ。雨もいいけど晴れもいい。結局なんでもいいんです、自然の中に身を置いていれば。表を走る車の量が昨日とは桁違い。出陣を待つ武者のように胸の高鳴りがとまりません。 そして開店とともにたくさんのお客様。あとは夢中で「一期一会〜」。 気づけばとっぷり陽は暮れて閉店。お腹の鳴る音で我に返りました。ああ、まだ昼食を食べていなかった。。 すごい、すご過ぎる盛況でした。出展者それぞれの顧客の方々がいらしてくれたのも然ることながら、今回はfacebookなどのSNS経由でのご来城も多く、なにか新しい時代を体感できた気がしました。 おかげで今回も新たな、貴重な出会いが多数生まれ、もしかしたら次回祭りでは何人かは出展者側にいるかも、という期待も大です。もうドキがムネムネしてしまいます。 続けていくことの大事さ、それによって得られる貴重なご褒美。一緒に祭りを続けてきてくれたモノ作りの皆、そして縁の下の力持ち、そして楽しみにしてくれているお客様。今回も心の底より感謝申し上げます。 ただひたすらに感謝しかできません。ありがとうございました。m(_ _)m
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