2010年5月8、9日 ≪第弐回 氷川城例祭 エミケン新緑祭り!≫
 昨年9月の祭りに引き続き、二回目の祭りを開催することが出来た。「継続は力なり」。続けることに意義がある。どんなに忙しくてもこの祭りは続けていきたい。
 今回から 「氷川城例祭」 に格上げし、ゆくゆくは奥多摩の名物祭りになってもらいたい、という気持ちを込めてみた。 大志はあってもやはりフタを開けるまでは心配だった。「天気さえ良ければきっと人は来てくれるだろう!」。そう自分に言い聞かせるとともに、 「出展者がこれだけ楽しみにしているのだから、それだけでまずは大成功じゃないか!」とも思った。
 そして迎えた祭り初日。天気は爽やかな初夏の陽気。気持ちいい風が吹き、まるで高原のよう。青梅街道を行く車は直前の黄金週間に比べると若干少なめ。 遊びと久々の仕事で疲れて「午前中はのんびりするか」といったところだろう。それでも多くの方が来城してくれた。午後になり陽気に誘われたか車も増えると供に、 来城者も増えてきた。とてもいい感じ。出展作家さんたちも川原で弁当を食べたり、作家同士、またはお客さんと話し込んで銘々楽しんでいるようだった。 ワシを喜ばせるに充分な光景である。
 今回の目玉と言ってもいい夜の宴。なんと料理研究家の 上田淳子さん とその仲間たちが参加作家たちのために腕を振るってくれた。 これを目当てに参加してくれた作家も多いのではないか?閉店後宴会場に早変りした「エミケンのお店」。そこに並んだゴージャスな料理の数々。 山奥でこの料理を堪能できる贅沢!祭りムードは最高潮。ワシは連日の疲れが出て無念にも宴半ばで脱落してしまったが、  omitment の オミさん を筆頭とした猛者連は日付が変わっても杯を交わしていたそうだ。オミさん、今度は体調万全で挑戦します!
 二日目も天気に恵まれた。誰に感謝すればいいか分からないが、天気だけはどうにもならないので、とにかく感謝の気持ちで一杯だった。 そして大成功の予感が満ちてきた。朝食も上田淳子さんと仲間たちお手製。贅沢極まりない。二日酔い気味の者もお疲れ気味の者も、この純和風朝食で 元気がみなぎった。皆あまりの美味さに米が進み、米不足の危機に瀕したが、エミさんが我家秘蔵の冷凍ご飯を出してきて事なきを得た。
 この日は開店から客足が多かった。各作家さんともいい感じで忙しそう。ワシも「一期一会」で大忙し。大量更新したのでそっちも見てね!
 昼を過ぎると城の内外、あちこちのテーブルで喫茶する人たちが。半分は出展者であるが絵的にとてもいい。自分で言うのもなんだが、 まるで素敵な山のカフェである。ワシが夢に描いた空間が目の前にある。至福。脚は棒のようになり声はかすれてきたが、おかげでまた元気がみなぎり、 奮起猛攻総攻撃、最後の肉弾一期一会を再開することができた。
 そして祭りは無事、大成功のうちに終わった。前回に勝る充実感。下世話だが売り上げも前回を越えた。この完全勝利は全て、出展作家さん、お手伝いしてくれた方々、 裏方に徹してくれた方々、そして来城いただいた方々のおかげに他なりません。ありがとうござます。次回祭りもどうぞよろしくお願いいたします。

< 出展作家一覧 > ・敬称略・順不同・
← 『Amber』/小川さや香/いろんな大きさの帽子
『JUEX』/生井まり子/革Bag・革小物 →
← 『ココユタBISCOTTI』/山崎リサ/焼き菓子・ジャム
『MORADO VELERO』/甲田紫帆/カゴバック・ニットコモノ →
← 『進藤電気設計 twodo』/進藤正彦/照明
『西美里愛セビリア・モミ』/林元美/陶器・タイル →
← 『泰木窯』/出月泰子/陶器・雑貨
『草』/やまざき純子/バッグ →
← 『omitment』/おおきひろみ/イラスト原画・ポストカード
『太田旭白丸作業場プラス1』/太田旭/鉄雑貨 →
← 『おくたま海沢ふれあい農園』/堀隆雄/花の苗・野菜の苗
『布革工房 エミケン』/佐藤恵美子/バッグ・革小物 →
『料理研究家 上田淳子』/上田淳子/特別ゲスト・本
『注文家具工房 エミケン』/佐藤健一/家具、木製品



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