エミケンを奥多摩で立ち上げてからずーっと考え続けていること、　「奥多摩をモノ作りの町にしたい」 　「奥多摩からモノ作りで何かを発信したい」　。それをようやくひとつの形にすることができたのがこの 　「エミケン秋祭り！」　。
正直不安な点はたーくさんあった。遠方から作家さんを呼んだはいいけど、お客が全然来なかったらどうしよう、とか、、 いや、この一点ですな。とにかくこの空間に脚を運んでくれさえすれば魅力を解ってもらえる自信はあった。
しかしそれは杞憂であった。地元の方、各作家さんのお客様が開店と同時に大勢来城してくれた。ちょっと面食らったがすぐ正気に 戻り、ラフトガイドで鍛えたハイテンショントークで応戦した。本当に嬉しい時間であったし、楽しい二日間であった。
そのお客様が呼び水になり通りすがりの観光客もたくさん来城してくれた。家族で来られた方はお約束どおり父ちゃんと子供が早々に 手持ち無沙汰になるが、城下の川原に行けばいくらでも時間をつぶせる。というかいつまでも帰ってこない。城内にいる方も 喫茶コーナーで奉仕茶（無料の湧き水コーヒーと麦茶）とココユタさんのケーキでいつまでも楽しく語らっている。 あちこちで各作家さんとお客さんが物作り談義に花を咲かせている。この氷川城で大勢の人が楽しく過ごしている様子は 我々にとって夢のような光景。企画して良かったとしみじみ感じ、準備の苦労は霧散してしまった。苦労って程の苦労は していないけど。
感謝すべきは今回参加してくれた各作家の方々や来城してくれた皆さん、そして裏方に徹してくれたエミさんとエミさんのご両親。 本当にありがとうございました。次回は黄金週間後くらいに企画しようと思っています。もうすっかり味をしめたので すぐにでもまたやりたいのですが、そこは冷静に。段取り八割。モノ作りは思い付きではできないのだ。
皆さん、次回も是非ともよろしくお願い致します。そしてお楽しみに！

【今回参加してくれた作家の方々】　・敬称略・