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高校生の ビー子ちゃん が来てくれた。彼女とは去年奥多摩で知り合った。海沢のあたりだったか、ワシら一家が車で走っていると、
日も暮れて薄暗い中、登山道でもハイキングコースでもない山の中から二人の女性がひょっこり現れた。これは難儀していると見、声をかけると果たして迷っていた。
車に乗せそのまま奥多摩駅まで送って行った。この時エミケンのチラシを渡していた。
「大事な人に贈るお守りを木で作りたい」
今回そうして思いついたのがエミケンだったそう。エミケンを思い出してくれたのも、連絡先をとっておいてくれたのも嬉しい。
彼女のことはなんにも知らなかったけど、高校生だったんだね。大人っぽいからそうは見えなかった。しかも吉祥寺からわざわざ。ありがとう。
「大事なひと」というから絶対に彼かと思った。「彼に作るお守りなんか適当に教えてやれ」と思っていた。しかし話を聞くと、かくかくしかじか。
ある運命的な出会いを感じたひとつ下の女子に贈りたいと言う。ワシは感動した。この日は仕事を終わらせて、半日彼女に付き合った。
いいお守りが出来たね。久々の再会嬉しかったです。どうもありがとう。
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