
エミ氏の仕事の打ち合わせに、あきる野市まで行ってきた。特注鞄のご依頼である。お客様は彫刻家の山崎哲郎氏。
鉄を素材とした大きな作品が多い。ワシはあまりこの方面に詳しくないので作品についてあれこれ言うのは失礼かもしれないけど、
幾何学的で規則的で柔軟、大胆かつ繊細なところが非常に好きである。鉄という素材に対する愛着はここで言うまでもない。
ワシの「錆びた物収集」癖は広く知られるところである。鉄を自由に加工できたらどんなに素敵だろうか?
これは常々考えていることである。実は「鉄の彫刻家の工房を見たい!」という理由もあり、
ちゃっかりワシまで付いて来たのであった。
ああ、さすが芸術家の城。見るもの全てカッチョイイ。雑然としているよに置かれている一つ一つの物が、珍しい物、こだわりの物
なのだ。まさに男の隠れ家にふさわしい、夢の空間。よーし!ワシもいつかはこんな城を持つよー!ワシの旧型自転車収蔵品を全て
飾るのだ。